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第168回国際セミナー「日本人専門医から学ぶ胸部外科」


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日本人専門医から学ぶ胸部外科

第168回国際セミナー
認定医指定(共通科目「胸部外科」
認定病院指定

日本獣医師会獣医師生涯研修事業ポイント取得プログラム認定

講師紹介

新井 史織 先生, University of Minnesota
米国獣医外科専門医(DACVS)
【 略歴 】
2018年ー現在 ミネソタ大学助教授就任
2017年 米国小動物外科専門医資格取得
2015年 小動物外科研修終了(University of Prince Edward Island)
     プリンスエドワード大学助教授就任
2010年  小動物インターンシップ終了(University of Pennsylvania)
2009年  獣医博士号取得(Colorado State University)
2003年  麻布大学卒業・杉並動物病院勤務(現: 東京動物医療センター)

診療科目:小動物軟部外科、心臓・胸部外科、minimally invasive surgery
Research interests:
心臓外科、tissue engineering, coagulation, bioprosthetic heart valve,
immune reaction, occupational hazard in surgery

新井 先生写真

担当学術委員によるセミナーのご案内

今回の講師の新井先生は、アジア人の女性として初めて米国小動物外科専門医の資格を取得されました。日本人としては二人目の快挙です。現在は、ミネソタ大学の助教授に就任され、臨床、教育の第一線で活躍されています。専門分野は軟部外科ですが、特に心臓外科や胸部外科を中心に研究、診療をされています。
 これまでの講師と異なり日本の一次診療病院での臨床経験もあり、日本の臨床現場の実情も理解されていると思います。もちろん講義は日本語で聴講できます。講義内容は、胸部外科を全般に網羅できるように構成されています。通訳を介さないため時間効率も良く、質問ももちろん日本語で可能です。
 胸部外科は腹部よりハードルが高く敬遠されがちですが、一次診療でも可能な治療もたくさんあると思います。また、2次診療施設へ紹介するまでの適切な応急処置の知識をしっかり身につけておくことで動物の命を救うことも可能かもしれません。日本人の米国小動物外科専門医の講義が聴講できる貴重なチャンスです。皆様是非ご参加ください。
学術委員 林宝 謙治(埼玉動物医療センター 腫瘍科)

スペシャリストセミナー トピックス

【Day1 13:00-19:00】

乳び胸
乳び胸は小動物患者においては珍しい疾患で、胸腔内に乳びが蓄積することにより、呼吸困難や胸膜炎が生じます。乳び胸の生理学と関係する臓器の解剖を理解することは、患者に対して適切な外科処置を行うためにも大変重要です。この講義では解剖と生理機能を解説した後、外科手技について解説し、さらに乳び胸の治療に関する文献における報告内容についてお話します。

膿胸
膿胸は胸腔における感染性炎症であり、小動物患者においては比較的珍しい疾患です。臨床兆候が曖昧もしくは非特異性であるために、膿胸の確定的診断が遅れることがしばしば起こります。この患者には何が治療選択肢として一番でしょうか?手術を行うべきタイミングはいつでしょうか?この講義では、上記のようなよくある質問に対してお答えしていきます!

肺腫瘍・肺転移巣切除
肺腫瘍は、近年の画像診断法の発展によって、より一般的になっています。腫瘍患者に対する外科管理の成功のカギは、腫瘍タイプや範囲を特定することを含みます。この目標を達成するために、手術計画は重要です。診断ツールや標準的な胸腔アプローチについて解説し、肺葉部分切除および肺葉全切除のためのテクニックについてお話します。

胸壁の切除
肋骨や筋肉間組織に由来する腫瘍や重度の胸部外傷に対しては、胸壁の切除および再建が必要となります。最も難しい胸部手術のひとつであり、外科医は、周囲の解剖、関連する生理学そして外科テクニックに精通している必要があります。胸壁の再建術には様々なものがありますので、講義ではその適用について検討します。

【Day2 10:00-17:00】

胸腺腫・心臓腫瘍
胸腺腫は小動物では珍しい疾患です。外科切除は最終的な治療と考えられていますが、胸腔のサイズや他の構造が関与するため、困難でもあります。合併症を最小限にするためには、注意深く切開することが重要です。胸腺腫が良性もしくは被包化されている場合、生存期間の延長を達成可能です。小動物においては様々な心臓腫瘍が報告されていますが、この講義ではよく遭遇する心臓腫瘍として、心臓血管肉腫や非クロム親和性傍神経節腫(心基底部腫瘍)などを中心にお話します。

胸部外傷
緊急事態において、重度の損傷で胸部手術をしなければならないかなど誰にもわかりません。多くの場合、このような事態は咬傷や穿通創に関連して起こります。この裏側には病態生理学が大いに関係し、患者のトリアージを行うためには損傷範囲を素早く評価する必要があります。

気胸
気胸は胸腔内に空気が蓄積する際に起こり、肺の虚脱を起こします。胸腔内(胸腔皮膚)、気道(胸膜肺)または食道(胸膜食道)の損傷に伴い発生することがあります。診断と治療の選択という点から、難しい疾患のひとつです。手術での意思決定は、患者にタイミング良く最良のケアを提供するためにも大変重要です。複数の実践的な状況を想定し、気胸の患者に対する治療オプションについて検討します。

日程・会場

東京会場 12月18日(水)、19日(木)

飯田橋レインボービル 中会議室 
JR・東京メトロ 飯田橋駅 徒歩5分
【1日目】12/18 13:00-19:00
【2日目】12/19 10:00-17:00

大阪会場 12月21日(土)、22日(日)

天満研修センター
JR環状線 天満駅 徒歩2分
【1日目】12/21 13:00-19:00
【2日目】12/22 10:00-17:00

参加費・お申し込み

参加費・講義資料代

*2019年10月1日からの消費税増税に伴い、料金表示を10%税込みに改定しています。
参加区分 一般料金/会員当日料金 JAHA会員料金
2日間受講 獣医師 48,400円 44,000円
獣医師奨学制度 22,000円
学生 8,800円 6,600円
1日受講 獣医師 24,200円 22,600円
獣医師奨学制度 11,000円
学生 4,400円 3,300円
講義資料 資料USBメモリ 6,600円
資料USBメモリ+冊子セット 8,800円
*資料に含まれている講義ノートは英文と和訳の両方、講義スライドは英文となります。
昼食 1,100円 *10時開始のセミナー(12/19, 12/22)のみ
資料USBメモリの事前発送について 12月10日迄に入金確認できた方 ⇨ 12月11日発送予定
資料USBメモリには講義ノート(日英)と講演スライド(英文)のPDFデータが含まれます。
 事前発送にはヤマト運輸DM便を利用します(ポストへの投函)開催直前のご注文分は会場でお渡しします。
冊子(スライドのカラー印刷)は会場でお渡しします。
 *USBメモリ購入者へのオプション販売となります  *追加で冊子を購入数場合は1冊 2,200円となります。

申込方法


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