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第169回国際セミナー「嘔吐と下痢を考える消化器病学~消化管内視鏡を味方につける診断と治療」


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嘔吐と下痢を考える消化器病学
~消化管内視鏡を味方につける診断と治療

第169回国際セミナー 認定医指定( 内科「消化器病学」)・認定病院指定
日本獣医師会獣医師生涯研修事業ポイント取得プログラム申請中

協賛

カールストルツ・エンドスコピー・ジャパン株式会社

講師紹介

Dr. Twedt写真

Dr. David Twedt
Diplomate American College of Veterinary Internal Medicine
Professor, Colorado State University

ご案内

Dr.Twedtは、内視鏡や腹腔鏡などの先進技術を世界に先駆けて獣医療に取り入れたことでも知られており、現在の消化器病学の飛躍的進歩は彼のこうした取り組みによるものと言っても過言ではありません。
そんなDr.Twedtの名はホワイトハウスまで知れ渡り、クリントン元大統領が愛犬の主治医を務めさせるために連絡を取ろうとしたものの、携帯電話を持たないまま休暇を取っていたDr.Twedtと連絡がつかず、捜索のためにシークレットサービスまでが動いたというエピソードがある程です。

今回の講義では消化器病に関して基本生理学から最新の知見までを徹底的に学びます。消化器病には多くの疾患がありますが、今回は嘔吐と下痢というどんな臨床現場でも毎日のように遭遇する“症状”に焦点を当てます。ちょっとした消化器の不調で起こることも多い症状ですが、その中には命に関わるような大きな病気が隠れているのも事実です。この患者さんの症状、どうしたら良いのか考え込むことはありませんか?何が判断を分ける要素になるかを、3日間をかけて食道から大腸までしっかり教えて頂きます。

また3日目は、Dr.Twedtの豊富な経験と技術をより多く伝授していただくために、消化器内視鏡(軟性鏡)に的を絞っています。内視鏡を持っていない方から、持ってはいるけど異物を取る位にしか使わない方、上手く幽門に入れられない方、かなり自信がある方まで、どのレベルの先生にとっても参加して良かったと思っていただける内容だと確信しています。
ぜひこのセミナーで学びを深め、さらなる強みとして日々の診療に役立てていただけたら幸いです。

学術委員 吉田 宗則(クウ動物病院内視鏡医療センター)
アドバイザー 石井 宏志(東京動物医療センター)

スペシャリストセミナー トピックス

Day1 13:00-19:00

食道の疾患-忘れられがちな臓器
食道の機能および診断を概説した後、一般的な食道の疾患についてお話します。食道の運動障害、逆流性食道炎、食道狭窄症、食道異物についてお話します。
【 学習項目 】
・逆流性食道炎が以前に増して一般的であることを理解し、どのように診断するかを学ぶ
・内科および外科を含めた逆流性食道炎の管理方法について学ぶ
・巨大食道症の原因および病因を決定するための適切な診断について学ぶ
・犬の巨大食道症において重症筋無力症が一般的な病因であることを学ぶ
・食道狭窄症の治療および食道異物の除去について学ぶ


嘔吐する患者
嘔吐の病態生理学の概説に続き、制吐剤の合理的な使用について検討します。炎症性、閉塞性、運動性の疾患など胃に特異的な疾患についてお話します。
【 学習項目 】
・嘔吐の伝達経路はたくさんあることや嘔吐に関わる受容体について学ぶ
・制吐剤がどのように働くか、また特定の臨床症状に対する合理的な使用を学ぶ
・胃疾患におけるヘリコバクターの役割を学ぶ
・幽門粘膜肥厚とは何か、そしてどのように管理するかを学ぶ
・胃の運動低下に対する運動促進薬の使用法を学ぶ


Day 2 10:00-17:00

厄介な慢性下痢の症例
慢性下痢の検査は単純なものから始まり、包括的診断へと進む有向的な系統的アプローチを必要とする。一般的な症状から複雑な炎症性腸疾患について説明します。多くの治療では腸バイオプシーは必要としませんが、むしろ論理的な知見による治療が必要です。
【 学習項目 】
・胃腸の疾患における食事面の重要性を学ぶ。B12や葉酸の検査を行うタイミングを学ぶ。
・腸内毒素症とは何か、また抗生物質もしくはプロバイオティクスをもって管理する方法を学ぶ
・プレドニゾロンまたは免疫抑制剤を用いるタイミングを学ぶ
・蛋白漏出性胃腸症について学び、多くは食事療法のみで管理できることを学ぶ。


犬の急性膵炎
犬における急性膵炎の診断および治療について、現在の知見を概説します。膵炎の新しい検査、疼痛管理、制吐薬、栄養学について紹介します。
【 学習項目 】
・急性膵炎のリスク要因や徴候を学ぶ
・膵炎を診断するための膵臓検査の解釈について学ぶ
・様々な造影検査の診断的価値を学ぶ
・膵炎の治療における4つの主要な治療を学ぶ
・予後因子と潜在的な合併症について学ぶ
・治療および回復における栄養面について学ぶ


Day3 10:00-17:00

消化管内視鏡
この3時間コースでは内視鏡の基本的な取り扱いや操作を簡潔に説明します。その後、下記の具体的な疾患についてお話しします。
食道の疾患:逆流性食道炎、裂孔ヘルニア、食道狭窄形成、食道異物除去
胃の疾患:胃炎、ヘリコバクター、ポリープ、腫瘍
腸の疾患:バイオプシー、炎症性腸炎、結腸内視鏡検査、回腸の評価


*日本の小動物臨床では、異物を摘出することが内視鏡の主な用途となってしまっているのが実状です。しかしながら、内視鏡検査は多くの有用性を持っており、その活用法をDr.Twedtに教えて頂きます。実機を用いた内視鏡のハンドリングのような内視鏡操作の基本中の基本から、検査時の注意点まで具体的に解説して頂きます。各疾患において、多くのビデオを使って講義をして頂きます。

日程・会場

東京会場 1月31日(金)-2月2日(日)

飯田橋レインボービル
JR/地下鉄「飯田橋」駅西口 徒歩5分
通訳:久保田 朋子

大阪会場 2月4日(火)-6日(木)

天満研修センター
JR環状線「天満」駅 徒歩3分
通訳:浅枝 瑛子(みかん動物病院)

参加費・申込方法

参加費・講義資料代(税込)

参加区分 一般料金/会員当日料金 JAHA会員料金
3日間受講 獣医師 72,600円 66,000円
獣医師奨学制度 33,000円
学生 13,200円 9,900円
1日受講 獣医師 24,200円 22,000円
獣医師奨学制度 11,000円
学生 4,400円 3,300円
講義資料 資料USBメモリ 6,600円
資料USBメモリ+冊子セット 8,800円
昼食 1,100円/1日 *10時開始のセミナーのみ
資料USBメモリの事前発送について 1月21日までに入金確認できた方 ⇨ 1月22日発送予定
資料USBメモリには講義ノートと講演スライドのPDFデータが含まれます。
 事前発送にはヤマト運輸DM便を利用します(ポストへの投函)開催直前のご注文分は会場でお渡しします。
冊子(スライドのカラー印刷)は会場でお渡しします。
 *USBメモリ購入者へのオプション販売となります  *追加で冊子を購入数場合は1冊 2,200円となります。

申込方法

下記のいずれかの方法でお申込みください。

ご連絡

キャンセルについて

セミナー前日までにご連絡の場合 キャンセル料 1,000円
・連絡日が事務局の休日にあたる場合は、留守番電話メッセージ、E-mail、FAXでご連絡をお受けします。

お申込み前にご確認ください

○JAHA会員対象「奨学制度」【要事前登録】
 獣医師免許取得後3年目まで(2017年4月以降取得の方)のJAHA会員獣医師が対象になります。
 申込み時に免許取得年をご記入ください。
○後援団体会員、日本獣医師会会員の方は、JAHA会員と同じ参加費になります。申込み時所属団体名をご記入ください。
○ご入金が当日以降の場合、参加区分に関わらず一般料金が適用されます。
○講義の写真や動画の撮影はご遠慮願います。講義の録音は可能です。
○会場では空調調整を行うよう努めておりますが、適温には個人差がありますので、温度調整できる服装でご来場願います。
○開場は講演開始の1時間前からとなります。

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