口腔腫瘍を考える【1 dayシンポジウム】
認定病院指定/総合臨床医指定
口腔腫瘍を考える ~ 腫瘍外科医、歯科・口腔外科医、病理医の立場から
口腔腫瘍を考える ~ 腫瘍外科医、歯科・口腔外科医、病理医の立場から
<後援> 一般社団法人 日本獣医がん学会
ご案内
外科治療において、特に腫瘍切除を行う場合、切除可能な範囲を決定することは術後経過の予測、合併症を最小にするために非常に重要となります。また、ただ切除するだけでなく、症例のQOL、オーナーの看護のしやすさを保つ事も今望まれる課題の一つです。
どこに重点をおいた治療を行うべきかを様々な観点から議論できる機会は少なく、同じ疾患に対しても専門領域によって異なる見解を示す事も多々あります。当然それぞれの専門領域においてエビデンスと経験をもとに見解が示されている訳ですが、何に重きを置いているのか、それを知ることが出来れば今後の臨床において大きな手助けとなると思います。
今回は、根治を目指す事とQOLを保つ事がオーナー目線においても深刻な問題となる口腔内腫瘍について、腫瘍外科、口腔外科の最先端で活躍されている先生方の考えに加え、病理学的な見解を踏まえ徹底的な考察を行って頂きます。今後患者にしっかりとしたインフォームドコンセントを行い、治療方針を固める上で非常に有益な情報が得られると思います。最高の講師陣による特別なシンポジウムを提供出来ることになりました。
是非この機会をお見逃しなく。
学術委員 森 淳和(DVMsどうぶつ医療センター横浜)
どこに重点をおいた治療を行うべきかを様々な観点から議論できる機会は少なく、同じ疾患に対しても専門領域によって異なる見解を示す事も多々あります。当然それぞれの専門領域においてエビデンスと経験をもとに見解が示されている訳ですが、何に重きを置いているのか、それを知ることが出来れば今後の臨床において大きな手助けとなると思います。
今回は、根治を目指す事とQOLを保つ事がオーナー目線においても深刻な問題となる口腔内腫瘍について、腫瘍外科、口腔外科の最先端で活躍されている先生方の考えに加え、病理学的な見解を踏まえ徹底的な考察を行って頂きます。今後患者にしっかりとしたインフォームドコンセントを行い、治療方針を固める上で非常に有益な情報が得られると思います。最高の講師陣による特別なシンポジウムを提供出来ることになりました。
是非この機会をお見逃しなく。
学術委員 森 淳和(DVMsどうぶつ医療センター横浜)
座長 紹介
林宝 謙治
埼玉動物医療センター/JAHA学術委員
講演者 紹介
江口 徳洋
Vets Dental & Oral Surgery Office
現在、口腔内腫瘍の治療の多くは外科切除である。その際、全ての飼い主は動物の術後の審美的問題と生活の質を危惧する。その不安から解放するため我々獣医師は可能な限り口腔としての機能を保存するように努め、また維持管理しやすいような配慮が必要と考えている。つまり腫瘍を切除するだけではなく口腔として再建し、今後障害が起きないように歯や咬合などの問題も同時に処理しなくてはならない。そのためには歯科学の知識や口腔内を扱う技術も必要となる。そこで口腔内腫瘍における歯科的要素を組み込んだ歯科・口腔外科的なアプローチと外科を紹介したい。
細谷 謙次
北海道大学 准教授
口腔腫瘍では、顔面にメスを入れるということに抵抗があるせいか、せっかく見つけた腫瘍を大きくなるまで放置してしまうケースをよく見ます。今回は腫瘍外科医の立場から、“顔面はここまで取れる”というお話ではなく、初学者の先生に向けて、“こうすれば怖くない”“だから早めに手術しよう”というお話や、逆に初期病変だとしても安易に手を出してはいけないケースなどをご紹介したいと思います。 “手術するとこうなるよ”だけではなく“今やらなかったらこうなるよ”と説明してあげること、外科だけではなくその他の方法も知ること、症例だけじゃなくご家族のことも考えること、何事においてもいろんな立場から最適解をさぐることが信頼してもらえる手術につながると思っています。
賀川 由美子
病理組織検査ノースラボ/JAHA理事
口腔内腫瘍には、上皮性、非上皮性、歯原性、円形細胞由来の腫瘍など様々な種類の口腔内腫瘍がある。また、腫瘍の種類により、病理検査に適した採材方法がある。日々検査する中、“こういう場所をとって欲しかった”、“惜しい!”など、病理医の立場から、腫瘍の種類やその性質を踏まえた上で、失敗しない組織採取、適した採材部位についてお話したい。
また、外科医、口腔外科医からリクエストの多かった“マージンの評価はどういうふうにしているのか?” “これは取り過ぎ?少なすぎ?”についても紹介したい。
また、外科医、口腔外科医からリクエストの多かった“マージンの評価はどういうふうにしているのか?” “これは取り過ぎ?少なすぎ?”についても紹介したい。
実施内容/タイムテーブル
TIME | |
10:00 | 口腔内の解剖や機能を知る |
10:20 | 口腔内に発生する腫瘍とその性質 |
10:35 | 診断アプローチ ~ 病理医編/歯科・口腔外科医編/腫瘍外科医編 |
質疑応答 | |
11:45 | 口腔内治療のオプション |
質疑応答 | |
昼食休憩 *事前登録の方にはお弁当をご用意します | |
13:00 | 歯科・口腔外科医が考える口腔内腫瘍の外科 |
13:55 | 腫瘍外科医が考える口腔内腫瘍の外科 |
質疑応答 | |
休憩 | |
15:15 | 病理医が考えるマージン |
15:30 | 歯科・口腔外科医が実践している小技 |
15:50 | 腫瘍外科医が実践している小技 |
質疑応答 | |
休憩 | |
16:25 | 総合討論 “合併症を考える” 座長:林宝 謙治(学術委員・埼玉動物医療センター) |
17:00予定 | 終了 |
*実施時間は多少変更/延長する場合がございます
開催概要
日時
2019年 3月21日(木・祝)
10:00-17:00予定(受付開始 9:30)
10:00-17:00予定(受付開始 9:30)
会場 研究社英語センター
東京都新宿区神楽坂1-2 JR・地下鉄「飯田橋」駅 徒歩5分
参加費(資料・昼食*付)
参加区分 | 参加費(税込) | |
会員獣医師 | 21,600円 | |
会員外獣医師 | 23,760円 | |
獣医師奨学制度 | 10,800円 | |
会員学生 | 3,240円 | |
会員外学生 | 4,320円 |
*当日登録の方の昼食はご用意できません。
○当日のご入金には会員外料金が適用されます。
○後援団体会員の方は会員参加費が適用されます。
○JAHA会員対象「奨学制度」【要事前登録】
獣医師免許取得後3年目(2016年)までの会員獣医師が対象。
○当日のご入金には会員外料金が適用されます。
○後援団体会員の方は会員参加費が適用されます。
○JAHA会員対象「奨学制度」【要事前登録】
獣医師免許取得後3年目(2016年)までの会員獣医師が対象。
申込方法
以下のいずれかの方法でお申し込みください
オンライン申込 *クレジットカード決済可
FAX・E-mailでの申込書送信
オンライン申込 *クレジットカード決済可
FAX・E-mailでの申込書送信
キャンセル規定
セミナー前日(3/20)までにご連絡の場合 ⇒ キャンセル料1,000円を差し引き返金
・直前のキャンセルでは昼食代をご負担いただきます。
・連絡日が事務局の休日にあたる場合は、留守番電話への伝言、E-mailでご連絡をお受けします。
・直前のキャンセルでは昼食代をご負担いただきます。
・連絡日が事務局の休日にあたる場合は、留守番電話への伝言、E-mailでご連絡をお受けします。
ご連絡
○講義の録画やデジカメ等での撮影はご遠慮願います。講義の録音は可能です。
○空調の調整に努めておりますが、適温には個人差がありますので、温度調整できる服装でご来場願います。
○空調の調整に努めておりますが、適温には個人差がありますので、温度調整できる服装でご来場願います。